AutoMixには使いどころがある。アルバムはそこではない。

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AutoMixには使いどころがある。アルバムはそこではない。

AutoMixはApple MusicのDJ機能である。iOS 26で導入され、Apple Intelligenceを使って、曲どうしのビートを合わせ、テンポを伸び縮みさせて、途切れのないつなぎを作る。文脈さえ合えば、発想としては筋が通っている。曲の終わり方より勢いのほうが大事な、ポップとエレクトロニックのシャッフル・プレイリスト——そこならAutoMixにも言い分がある。

だが、その文脈に限って搭載されたわけではない。どこにでも、いっぺんにやってきた。そして、オフにするスイッチのほうは、ほとんどの人が開かないパネルの中に置かれている。

曲の終わりに何をするか

AutoMixがそろそろ切り替えどきだと判断したとき、フェードはしない。静かな瞬間——曲が終わる前の自然な息継ぎ、プロデューサーがそこに意図して置いた余韻——を検出し、その上に次のトラックを重ねて始める。

曲の最後の三十秒が、次の曲の冒頭に呑み込まれて消える。そう終わるように書かれた曲の最後の和音が、そこでかき消される。入ってくるほうの曲も、たいてい冒頭の数小節を持っていかれる。勢いを保つために設計された機能が、終わりと始まりは省略可能だと決めることで、その勢いを保っている。

アルバムには手を出さない、という約束

Appleの立場としては、AutoMixはアルバムに触らない程度には賢い、ということになっている。ドキュメントには、アルバムを曲順どおりに再生している場合には作動しないと書かれている。発表時には、意図どおりの順序で流れているアルバムはいじらない設計だと、報道各社にも説明していた。

それでもアルバムで作動したという報告はユーザーから上がっており、その出方があまりに気まぐれなので、「アルバムには触らない程度に賢い」は、保証ではなく努力目標として読んでおいたほうがいい。AutoMixがオンなら、どこかで自分の出番を見つけてくると思っておけばいい。

この機能が働くのは、Apple Musicの配信音源を直接ストリーミングしているときだけだ。自分のライブラリに取り込んだファイルでは働かない。Intel搭載のMacでも、HomePodやApple TVでの直接再生でも、AndroidやWindowsでも使えない。

切り方

方法は二つあるが、効き目の残り方は同じではない。

アプリ内のトグルは再生キューのパネルにある。プレイヤー画面を全画面に開き、右下のキューのアイコンをタップして、パネル上部に並ぶコントロールを見る——シャッフル、リピート、そして二つの円が重なった形のAutoMixのアイコン。アイコンが暗くなるまでタップする。これでそのセッションのあいだは切れるが、戻ってくる癖がある。

ずっと効くほうの設定は、アプリではなくシステムの側にある。iPhoneとiPadなら、設定 → App → ミュージック → 曲の切り替え効果(Song Transitions)→ 全体をオフにする。Macなら、Apple Music → 設定 → 再生 → 曲の切り替え効果 → 丸ごと切るか、プルダウンをAutoMix以外に変える。

シャッフル再生では曲間に多少のつなぎがあってほしいが、ビートマッチングは止めたい——そういう場合は、曲の切り替え効果はオンのままにして、方式をAutoMixからクロスフェードに変え、クロスフェードの長さを短く設定すればいい。曲がどこで終わるかをAutoMixに決めさせないまま、混ざり合いだけが手に入る。

アルバムを聴くなら、切り替え効果を丸ごとオフにするのが正しい設定だ。Appleのアルバム保護がまったく働かないからではない。信用しないことに何のコストもかからない以上、信用してやる理由がないからだ。